平形といわれるすっきりとした形の飯碗。昔から日本人に親しまれ、持ったときの手と器の形がとても綺麗に見えます。ごはんの量にかかわらず、盛り付けのバランスが良く見えるのもポイントです。
黒く艶やかな瀬戸黒、とろけるような自然な白色の志野、深い緑色の味わいが渋い織部、あたたかい黄味を帯びた黄瀬戸の4色は、1000年前から伝わる美濃焼の伝統の色。日本の食材を引き立たせる最高の色合いです。
【SHINO : 志野】
日本で最初の白い焼き物で、トロッとしたその白い肌には細かい貫入やピンホール、釉たれ、塗りむらがあります。無骨で愛らしい見た目と手から伝わる温かみは志野の特徴とも言えます。
現代の食卓で幅広く使える志野にするため、貫入や表面のぼこぼこを極力減らし、トロッとした柔らかな味わいが残るようにしました。
志野の温かみをその手で実感してみてください。
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No.H003sn<Heuge RICE BOWL shino >
■製造国:日本
■素材:土物(美濃焼)
■サイズ:Φ128 x H55mm
あたため程度の電子レンジ可、家庭用食洗機可
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【Heuge:ひょうげ】〜美濃焼の伝統をつなぐ器〜
美濃地方は日本一の陶器の生産地として知られています。1000年以上の歴史を持ち、時代時代のスタイルに合わせ多種多様な陶磁器を生産してきました。
15種類もある伝統的工芸品の中でも、瀬戸黒、黄瀬戸、志野、織部の4種類は、美濃焼の名を越えて浸透しているバランスの取れた色合いの焼き物です。「へうげもの」(読み:ひょうげもの/ 意味:愛嬌がある物)と言われ親しまれていた頃の美濃焼の伝統を受け継ぎ、次世代に引き継ぐ器として、現代の食卓で日常使い出来る器を作りました。
1000年以上日本の食卓を支え続けてきた美濃焼の良さを昔ながらの伝統と現代の技術、土、釉薬を使って表現した。「Heuge=へうげ(ひょうげ)」を通して実感して下さい。
【取扱いについて】
・一つ一つ手作業で作られているため、サイズ、形などに多少の誤差が生じます。
・垂れ、ムラの出やすい釉薬を使用しているため、一つとして同じ表情の器はございません。器上の釉薬の風景をお楽しみください。
・粗めの土を使用しているため、器の表面や縁にざらつきや小さな穴が出来る場合があります。
・釉薬の表面に黒い点や素地部分に赤みを帯びる場合がありますが、窯内の鉄粉や土に含まれる鉄分によるものです。ご使用上支障はございません。
・ご購入時に表面に細かいひび(貫入)が入っているものや、使用していくうちに貫入が入っていくものがございますがご使用上支障はありません。
◎貫入は、窯から出て1ヶ月間ほどの間、器が冷えて収縮する際に土と釉薬の収縮率が違うために生じます。貫入が入る際、「キン」と高い小さな音がします。徐々に音はしなくなっていきますが、貫入は入り続けます。使い始めの、鉄琴のような貫入音をお楽しみください。
・ご使用になる前に、水に浸し軽く洗ってください。
・ご使用後は柔らかいスポンジと台所用洗剤で早めに汚れを落としよく乾燥させてからご収納ください。
・製品の特性上、吸水性が高いため長時間のつけ置きや食品を入れたままの放置は、しみ・汚れ・変色・カビ・臭気などの原因になります。
・ 電子レンジ、食洗機をご使用の際は急激な温度変化にご注意ください。ひび割れなどの原因になります。